意識しないでただ耳に入ってくる音を受け入れるという場合には「聞く」を使います。例えば次のように使います。
・教室の外から、車の音が聞こえてくる。
これは意識して車の音を耳にしているのではなくて、ただ勝手に耳に入ってくる音をきいているというシチュエーションですね。また、道をたずねるときにも「道を聞く」と使います。
一方で「聴く」は、積極的に意識して音に耳をかたむける場合に使います。例えば次のように使います。
・クラシックのコンサートで素敵な演奏を聴いてきた。
これは、コンサートの音を意識してきいているというシチュエーションですね。授業を聴くやCDを聴くというように、耳をかたむける音が決まっているような場合に使います。
聞くと聴くは、実は日本語よりも英語で考えたほうがすんなりと理解できる場合があります。
「聞く=hear」で「聴く=listen」です。
listen to musicとはいいますがhear musicとは言いません。これはlistenが音に注目して耳を傾けるという意味があるからなんですね。
そして聴くという漢字には特に面白さを感じました。
『聴』の旧漢字は「聽く」
「耳を王様にして、十四の心を一つにして」聴くこと
聖徳太子がこれを行ったとか行わなかったとか(^-^)
聴くという漢字は調べると面白いことがたくさん出て来ましたが、それはまた今度投稿したいと思います。
P.S.来週は黒枝豆が一番おいしい頃ですので紹介したいと思います♪