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イヌとネコってどっちが先に飼われ始めたの?

西紀サービスエリア下り線のなかにしです♪

イヌとネコってどっちが先に飼われ始めたの?

丹波焼

販売している丹波焼のイヌシリーズとネコシリーズを見ていてふと疑問に思ったので調べてみました(^^)

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まずは日本におけるイヌとネコの歴史です。

日本犬の歴史は「約15000年前~氷期に伴う海面下降により津軽海峡・朝鮮海峡・対馬海峡で日本が大陸と繋がっていた間」で、この間に縄文人・縄文犬の祖先達が日本列島に渡って来たのが始まりとのことです。
世界で初めて誕生したイヌがそのまま連れてこられているため、DNA検査を行うと柴犬や秋田犬などのDNAには世界最古のイヌの特徴が現れているそうです。

考古学的には日本国内の最古のイヌの骨は約9500年前ものとのこと。
ちなみに当時の日本には既にオオカミがいましたが、日本犬の先祖とニホンオオカミ・エゾオオカミは子孫―祖先の関係ではないことが明らかになっています。
遺伝子研究でも和歌山の地犬に僅かな共通点が見られるだけで、日本犬の中にオオカミとの交配で生まれた犬種は現時点で存在しないことも判明しています。
氷期が終わり、日本列島に閉じ込められる形となった人々は縄文文化を開始しますが、この縄文人と共に生きていたイヌが「縄文犬」と呼ばれ、日本犬最古の原型で「立耳」「巻尾あるいは差尾」「現代の柴犬ほどの大きさ」「肋が浮き出るほどの痩身」という姿が考古学的な証拠から判明しています。
この姿を現代でもより強く留めているのが「縄文柴」と呼ばれる品種であり、遺伝子的な特徴を留めているのが海によって弥生(人・犬・文化)からの影響を免れた北海道犬と琉球犬です。

お次は日本猫の歴史。
日本犬よりもずっとずっと時代を下った弥生時代、大陸との人の行き来が頻繁になって初めて日本に連れてこられたらしいです。
考古学的には、約2200年前のネコの骨が国内最古のものとのこと。
ネコの場合も、日本在来のイリオモテヤマネコ・ツシマヤマネコとは子孫―祖先の関係ではありませんし、交配もなかったことが明らかとなっています。

イヌもネコも人の移動に伴われて日本列島に渡ってきましたが、イヌの場合は番犬や狩猟犬、または食用犬としてすぐに日本人に受け入れられたのに対して、ネコの方はなかなか定着せず、考古学的な確かな物証が頻繁に確認できるようになるのは平安時代に入ってからです。

結論:イヌの方が圧倒的に飼われだしたのが早い

調べてみて分かったのはイヌもネコも自身が想像もつかない程前から飼われていたということです。

ふとした疑問から調べてみて結果として結構おもしろかったです(^^)

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